まだあまりイキそうにも感じなかったのについドピュっと出てしまった、こんな時に限ってゴムをしていない……
とまあ、こんな悲劇を生み出す可能性もある『暴発性早漏』(造語)ですが、原因は何なのか?どう対策すればいいのか?気になるところですよね。
まず最初に区別しておきたいのが『いつもは五分くらい持つんだけど今日はやけに気持ちが良くて一分でイッてしまった』というタイプ。
これは単にいつもに比べて脳の興奮度合いが高かっただけです。
相手の女性が同じでも【今日はシャワーを浴びる前だった】【いつもとは服装が随分違った】【部屋の暗さがいつもと違う】【誰かに気づかれるかもしれない状況だった】などのシチュエーションの違いによって脳がいつもより興奮することは珍しくありません。
脳の興奮を抑える対策をしようの記事も参考にして、自分がどんな状況で興奮するのか考えて対策をしましょう。
今回問題となるのは射精感の高まりがまだそれほどでもない状態だったのにいきなり射精感がこみ上げてきて……という暴発射精です。
この暴発の原因と考えられる早漏は二つあります。
一つは【衰弱性早漏】。精液を内部に留めるための【射精管閉鎖筋】という筋肉が衰えてしまったために、予期しないタイミングで精液がこぼれ出てしまいます。
これが原因の場合は、精液はいつもの様にドピュッと出るのではなく、じわじわと出るのであまり暴発という感じはしないかもしれません。
加齢による筋肉の衰えなので当然中年以降の年齢の人がなることが多く、特に一日中椅子に座りっぱなしの人は射精管閉鎖筋が衰えやすいので衰弱性早漏になりやすいです。
対策としては【PC筋(Pubococcygeus muscle)】を鍛えることが大切です。PC筋トレーニングをしてみようを参考に鍛えてみてください。
もう一つの原因は緊張あるいはストレスによる【自律神経の乱れ】が元で起きる暴発です。
性交時の自律神経の働きとして『勃起時は副交感神経が優位な状態、射精時は交感神経が優位な状態』になっていますが、自律神経の乱れによって、本来とは違うタイミングで交感神経が優位になってしまうといわゆる【暴発】が起こります。
この対策としては早漏防止サプリメントを試してみようの記事でも書いた通り、【セロトニン】の摂取がおすすめです。セロトニンは交感神経を活発化させる【ノルアドレナリン】の分泌を抑える働きがある上、【メラトニン】という物質に変化することで睡眠の質を改善してくれることも期待できます。
ストレスによる身体への負担は『ストレス→眠れない→疲れが取れない→疲れのせいでストレスが溜まる→さらに眠れない』という風に負のスパイラルに陥ることが多いので、しっかりとした睡眠をとることがストレスを溜め込み過ぎないための第一歩です。
また、緊張による暴発の場合はセックスに慣れることが最も大切です。前戯に力を入れたり、挿入後、腰を動かさずに愛撫やキスなどをする時間を多く取ることで性行為の時間を増やすことをおすすめします。